去年3月、名古屋刑務所に服役していた71歳の男性受刑者が死亡したのは、適切な医療が受けられなかったからだとして、男性受刑者の遺族がおよそ3900万円の損害賠償を求め、国を提訴しました。

71歳の男性受刑者は暴行の罪で懲役10か月の判決を受け、名古屋刑務所に服役していて、体調不良を訴えたあと、去年3月死亡しました。

遺族側は、「『胸が苦しい』と心筋梗塞の症状を訴えていたにもかかわらず、救急対応が取られなかったことから適切な治療を受けることができず死亡した」と主張し、国におよそ3900万円の損害賠償を求め、提訴しました。

亡くなった男性受刑者の弟
「兄の死因を突き止めたい。今後、刑務所の中でこういう事件が起こらないようにしていただきたい」

名古屋刑務所をめぐっては去年、別の受刑者3人が刑務官22人から暴行などを受けたことが明らかになり、法務省は有識者の検討会を設置し、詳しく調べています。