■MLB マーリンズ 1ー0 ツインズ(日本時間5日、ローンデポ・パーク)
ツインズ・前田健太(34)が右ひじ手術から591日ぶりに復帰、敵地・マーリンズ戦で先発した。前田は5回0/3、79球を投げ被安打3、奪三振9、四死球0、失点1も敗戦投手となった。
前田は1回、昨季、ア・リーグ首位打者のL.アライズ(25)を147キロのストレートでセンターフライ、緊張感漂うマウンドで1アウトを奪うと2番・J.ソレーア(31)をスライダーで空振り三振を奪うなど無失点の立ち上がりとなった。
2回、1死から5番・A.ガルシア(31)をカウント2-2と追い込んだがスプリットが落ち切らずレフトスタンドへ特大のホームランを打たれた。前田はマウンド上で顔をしかめ、悔しい表情を浮かべた。その後は、スライダーで2つの三振を奪うなど気持ちを切り替えた。
3回以降はスライダーのキレも良く、シンカーも効果的に使い、左右の変化でマーリンズ打線を翻弄。4回2死から5番・ガルシアを148キロのストレートで空振り三振、5回、先頭の6番・B.デラクルーズ(26)も146キロのストレート、7番・J.セグーラ(33)はスライダー、8番・J.スターリングス(33)は146キロのストレートと4者連続空振り三振を奪い、大きくガッツポーズを見せた。
6回もマウンドに立った前田だが先頭の9番・J.バーティ(33)にスライダーをレフト前に運ばれ少し右腕を気にするシーンも。ここで前田は降板、6回途中、79球を投げ被安打3、奪三振9、四死球0、失点1の好投で復活をアピールした。ツインズ打線は昨季、14勝を挙げてサイヤング賞を獲得したマーリンズ先発のS.アルカンタラ(27)を打ち崩せずに完封負け、前田は敗戦投手になってしまった。