山梨県で行われた高校生の競歩の大会で、給水用のコップにアルコール消毒液が入っていて、飲んだ選手が体調不良で競技を棄権したことが分かり、山梨県の長崎知事が選手に謝罪しました。
7日に甲府市で開催された山梨県高校総体の女子5000m競歩決勝で、給水エリアに置かれたコップの中身を飲んだ選手1人が直後に嘔吐して途中棄権しました。

また、他に2人の選手が口に含んだあと吐き出し、3人は病院で診察を受けました。今のところ体調に問題はなく回復に向かっています。
県の高校体育連盟・陸上専門部によりますと消毒液は2ℓのペットボトルに入れられ、競技場内の備品置き場で同じサイズの水と一緒に同じ箱で保管されていたということです。

山梨県 長崎幸太郎知事:
あってはならないミスで、県として大変申し訳なくお詫び申し上げます。
長崎知事は9日の会見で謝罪し、専門家を交え原因を検証する考えを明らかにしました。
なお、11日には山梨県高校総体が開幕する予定で、県高校体育連盟は7日、すべての競技の専門部にアルコール消毒液は専用の容器以外には入れないようにするなど、管理を徹底するよう通知しました。