東京都は、新型コロナウイルスの感染状況を分析するモニタリング会議を開き、新規感染者数が増加傾向にあり、背景に変異株の置き換わりなどの影響が考えられると明らかにしました。

モニタリング会議では、直近7日間平均の新規感染者数が1週間前の572人から812人とおよそ1.4倍に増え、1月中旬から続いていた減少傾向から増加傾向に転じたと分析しました。増加の原因について、新たな変異株への置き換わりや接触機会の増加などの影響が考えられるとしています。

都が実施しているウイルスのゲノム解析によりますと、これまで主流となっていたBA.5の割合が19.5%と大きく下がっている一方で、アメリカで感染が拡大しているXBB.1.5が25.8%まで増加しているということです。

専門家は「感染状況の推移に注意が必要」としています。