最高値が続く物価の優等生“たまご”の卸売価格がさらに上昇し、28日、最高値を更新しました。鳥インフルエンザによる殺処分は今シーズン1700万羽を超えています。

JA全農たまごによりますと、たまごMサイズ1キログラムあたりの卸売価格はきょう時点で350円となり、統計開始以来、最高値を更新しました。

たまごの高値は去年の年末から続いていて、鳥インフルエンザによる殺処分で供給量が減少したことが主な要因です。

今シーズン、すでに1700万羽以上のニワトリなどが殺処分の対象となっていて、全国で飼育される採卵用のニワトリの1割を超えています。

影響は外食業界にも広がっていて、外食大手の2割で卵を使う商品の販売を休止しています。

日本マクドナルドは期間限定で販売している「てりたま」シリーズについて、一部店舗で一時的に販売を休止している可能性があるとしています。