フランスでは、政府が年金改革法案を強制採択したことに対し、市民による抗議デモの規模が拡大しています。

記者
「パリでは、先週から毎日のようにデモが行われています。きょうは全土に参加が呼びかけられ、規模が大きくなっています」

新法案は、年金の支給開始年齢を現在の62歳から64歳に引き上げるなどが柱で、政府は今月の国民議会で強制的に採択しました。

マクロン大統領が22日、現地メディアに「年内に施行する必要がある」と答えたこともあり、労働組合によりますと23日、パリでは一連のデモでは最多となる80万人が抗議の声をあげました。

デモ参加者
「労働者は虐げられている。いつも、より多くの仕事を求められるんです」
「政権は私たちに耳を貸さない。これ(デモやスト)しか方法がないんです」

デモでは参加者の一部が暴徒化して、ものを燃やしたり、壊したりして警察当局と衝突する場面もありました。

今月初旬から始まったごみ収集のストも来週まで延長されることが決まり、パリの街はごみの山。混乱は、まだ収まる気配がありません。