今月19日に開かれた岸田総理の後援会の会合で、G7広島サミットのロゴが入ったお土産が配られたことが、外務省の定める使用承認条件からみて不適切だったのではないかと国会で野党側が追及しました。
G7広島サミットのロゴマークについては、外務省が「特定の政治、思想、宗教等の活動を目的とした使用はしないこと」と規定しています。
参議院の予算委員会で野党側は、岸田総理の広島の後援会が今月19日に開いた会合でロゴ入りのまんじゅうやペンがお土産として配られたと指摘し、「後援会の会合は政治活動であり、不適切ではないか」などと問いただしました。
これに対し、林外務大臣は政治活動であっても「主たる目的がサミットの広報PRを通じた開催機運の醸成にあると認められるロゴの使用申請については、基準に合致するものとして申請を承認している」と答えました。
立憲民主党 田名部匡代参院議員
「一定のルールがある中で、なぜだろうという要らぬ批判や疑問を持たれるようなことはしない方がいいという意味で、きょう取り上げさせていただきましたが、不適切だったと思いませんか」
岸田総理
「ロゴマークの使用申請、これについては申請を承認したということでありますが、委員の方からご指摘ありました、そうした様々な指摘を受けないように今後とも注意、慎重にこうした取り扱いを行うことは大事であると思います」
岸田総理はこのように述べて問題はなかったとしつつ、今後は慎重に対応する考えを示しました。
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