ウクライナを電撃訪問した岸田総理は、ゼレンスキー大統領との首脳会談を行い、新たにおよそ620億円の無償支援や殺傷能力のない装備品支援を行うと表明しました。
岸田総理は、日本時間のきのう、経由地のポーランドから列車でキーウに到着しました。
その後、多くの民間人が犠牲になったキーウ近郊・ブチャの教会を訪れ、献花するとともに黙とうしました。
ゼレンスキー大統領との首脳会談では、G7=主要7か国の議長国として、ウクライナへの連帯と揺るぎない支援を伝達しました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「岸田総理は5月に広島市で開催される予定のG7サミットに私を招待しました。私はオンライン形式の参加を受け入れました」
会談後の共同記者会見では、岸田総理からゼレンスキー大統領に対し、5月の広島サミットにオンラインで参加するよう要請があり、大統領が受け入れたことが明らかになりました。
岸田総理
「今般、エネルギー分野などへの新たな2国間無償支援を4.7億ドル(約620億円)供与すること、NATOの信託基金を通じた殺傷性のない装備品支援に3000万ドル(約40億円)を拠出することを決定いたしました」
岸田総理は「日本ならではの形の支援でウクライナを支えていく」として、およそ620億円の無償支援や殺傷能力のない装備品支援を行うと表明しました。
このほか、両国の関係を「特別なグローバルパートナーシップ」に格上げすることで合意したとしています。
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