7日午後1時半ごろ山梨県甲府市に住む80代の女性の家に病院職員をかたる男から電話がありました。

病院職員をかたる男:
「息子さんが咽頭腫瘍で精密検査をする。声が変わっている」

この後、息子をかたる男から電話がありました。

息子をかたる男:
「仕事で通帳をなくしてしまった。お金を出してくれないか」

話を信じた女性が現金89万円を用意。すると息子の同僚をかたる男から電話がありました。

息子の同僚をかたる男:
「息子さんが吐血したので、お金を取りに行く」

午後5時ごろ、女性は自宅を訪ねてきた同僚の息子をかたる男に現金を渡しました。その後、女性が実の息子と話したことで電話詐欺の被害に気付き警察へ届け出ました。

警察は息子をかたった人物が「お金を用意してほしい」などと言い、現金をだまし取ろうとする「アポ電」が山梨県内で多く確認されていると注意を呼びかけています。