2022年9月の台風15号の影響で、静岡県掛川市の私有地から流出した大量の医療資材の回収作業を市や地元住民などが進めています。
川沿いに散乱する大量の医療資材は2022年9月の台風15号の影響で掛川市の私有地からおよそ15kmにわたって流出したものです。市は私有地の所有者による回収は困難と判断し、2023年2月から回収作業を開始していて、3月11日は市や地元の有志約20人が集まり、木に絡まったチューブなどを鎌や重機を使い、一つ一つ取り除いていきました。流れ出した医療資材は最大15トンにのぼるとみられ、11日の回収ではごみ袋70袋分が集まりました。
<掛川市環境政策課 石山基和主幹>
「半分以上まだ(流出資材が)残っていますので、早期の回収に向けて取り組んでいければと思っています」
回収費用は400万円を見込んでいて、掛川市は静岡県などと連携しながら、資材の所有者への賠償請求も検討する方針です。
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