5年前、愛媛県今治市で同僚の女性を殺害したとして、殺人などの罪に問われている男の差し戻し審で、松山地裁は10日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました。
元トラック運転手の西原崇被告(39)は、2018年に今治市内の配送先で同僚の女性の首を絞めて殺害したなどとして、殺人と強制わいせつ致死の罪に問われていました。 この事件をめぐっては、2018年に松山地裁が懲役19年の判決を言い渡していましたが事実誤認があるとして、高松高裁が審理のやり直しを命じ、今回は強制わいせつ致死が成立するかどうかが争点となっていました。
松山地裁で開かれた判決公判で、高杉昌希裁判長は「被害者に好意を抱いていた被告はわいせつ行為を目的に抵抗を排除するために首を絞めていて、強制わいせつ致死は成立する」と指摘。その上で「被害者の尊厳を踏みにじる極めて悪質で残忍な犯行」として、求刑通りで前回の判決より重い無期懲役を言い渡しました。
西原被告の弁護士は「本人と話をしたうえで控訴するかどうか考える」とコメントしています。
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