東京・北区の商店街で特殊詐欺被害防止のイベントが行われ、警視庁は「電話でお金の話が出てきたら詐欺を疑ってほしい」と注意を呼びかけました。

きょう午後、北区で行われた特殊詐欺防止イベントには、王子警察署の警察官や住民などおよそ100人が参加しました。

イベントでは「十条篠原演芸場」の劇団員が江戸時代の花魁道中を再現して商店街を練り歩き、演芸場ではオレオレ詐欺をテーマにした演劇を披露し、集まった住民に注意を呼びかけました。

王子警察署管内では去年1年間で、37件、およそ4600万円の特殊詐欺被害が確認されています。中でも最近では、「電子機器がウイルスに感染した」などと金銭をだまし取るサポート詐欺や、還付金詐欺が相次いでいるということです。

警視庁は「電話でお金の話が出てきたら詐欺を疑ってほしい」と呼びかけています。