北朝鮮の当局者は人工衛星の開発事業で「不断の進展が遂げられた」として、打ち上げに向けた技術開発が進んでいると主張しました。

北朝鮮のメディアは6日、宇宙空間の探査活動などについて定める国際条約への加入から14年になるのにあわせ、国家宇宙開発局の副局長の会見の内容を報じました。

北朝鮮は7年前、「人工衛星」と称し、事実上の長距離弾道ミサイルを発射しています。

会見で副局長は、人口衛星の高性能化などで「不断の進展が遂げられた」と述べたうえで、「各種の衛星を当該の軌道に打ち上げることのできる確固たる保証が整った」と強調しました。

北朝鮮は去年12月に「軍事偵察衛星の発射準備を今年4月までに終える」と主張していますが、こうした偵察目的以外の衛星についても開発をさらに進める考えを示した形です。