山梨県内で初めてスマートフォンで信号機の状況がわかるシステムの運用が3月1日に始まりました。
目の不自由な人や高齢の歩行者の支援につなげる狙いです。
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大塚郁弥記者:
甲府市にあるこちらの交差点、スマートフォンで信号の状況を把握することができます。
運用が始まったのは甲府市の平和通りにある橘児童公園前交差点の信号機です。
スマホの音声案内:
南北方向が赤になりました。東西方向の赤が間もなく終了します。
専用のアプリ「信GO!」をスマートフォンで起動させ、システムがついている信号機に近づくと、画面表示や音声で信号機の状況がリアルタイムで把握できます。
1日は県視覚障がい者福祉協会の8人が使い心地を体験しました。
参加者:
もうちょっとしたら青になるんだということが(分かると)歩く準備ができるところは、すごくいいなと思います。
このシステムは2020年度から全国で導入が始まり2022年10月末時点で18都府県、372か所で導入されています。
県内では初めてです。
県視覚障がい者福祉協会 堀口俊二会長:
狭い信号機や裏通りの信号機は音響装置も全くついておりません。そういうところにこそ、こういうスマホ対応の信号機があるとまた助かるのではないかと思う。
このシステムの運用は現在県内で1か所だけですが、県警は2023年度以降、設置する場所を増やす予定だということです。














