積雪のある春先の山岳遭難に備え1日、富山県警山岳警備隊が北アルプス・剱岳での救助訓練へ出発しました。

出発を前に富山県の上市警察署では、県警山岳警備隊員が冬山での遭難者救助に必要な装備を車両に積み込みました。

訓練は、北アルプス剱岳の早月尾根と早乙女岳で行われ、ロープを使った移動訓練や雪崩などの危険予知、ルートの確認などを行います。

富山県警によりますと、ことしの山岳遭難は今のところ1件のみですが、冬山に入る際は、ルートを十分に確認するなど無理のない計画を呼びかけています。

富山県警山岳警備隊 飛弾晶夫 隊長:「雪の山ということで滑落。1つ起これば重大な事案に、富山ではこの時期にしたら事故は少ないけどバックカントリーが増えている。今回の訓練は厳しいものになっている。万全に救助を行いたい」

県警山岳警備隊の訓練は3月1日から10日までの10日間行われます。