航空自衛隊でのセクハラの訴えをめぐり、浜田防衛大臣は「相次ぐハラスメント事案は対策が行き届いていない表れで遺憾だ」と述べました。

航空自衛隊の那覇基地に所属していた現役女性自衛官は、同僚の隊員からのセクハラ被害を組織的に隠ぺいされたなどとして、きのう、国におよそ1100万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。

浜田靖一防衛大臣
「相次いで明らかになるハラスメント事案については、従来行ってきた防衛省のハラスメント防止対策の効果が、組織全体まで行き届いていなかったことの表れ。極めて深刻で、誠に遺憾であります」

浜田大臣はこのように述べ、相次ぐハラスメントへの懸念を示したうえで「訴状が送達された時点で、適切に対応していく」と述べました。