■MLB レッドソックスキャンプ (日本時間22日、フロリダ州フォートマイヤーズ)

レギュラーシーズンで着用するユニホームで練習場に現われたレッドソックスの吉田正尚(29)。真新しいユニホームで背番号7を背負い、プエルトリコ代表のエンリケ・ヘルナンデス(31)、ドミニカ共和国代表のラファエル・デバース(31)などWBC代表組で練習を行った。ウォーミングアップ中には会話をしながら笑顔ものぞかせるなど、すでにチームに溶け込んだ様子を見せた。

フリーバッティングでは26スイングで5本の柵越えを披露。体を温めると2日連続となるライブBPへ。11年約439億円と大型契約をしたチームの主力、R.デバースと同じ組になった吉田は、バッティングゲージの前でデバースから先に打席に入るようおしりを叩かれ打席に向かった。

1打席目は昨季32試合登板で5勝を挙げた若手の中継ぎT.ハウク(26)と対戦。じっくり球筋を見極めカウント3-0から4球目の変化球を豪快に空振りした。続く5球目は、同じ変化球に上手くバットを合わせライト線へのヒット。デバースもグータッチで吉田を迎えた。吉田は「日本同様、追い込まれてからのアプローチというところは少しショートスイングというかカウントごとに仕掛けも変わると思います。そういう実戦でしかできないことがたくさんある」と話した。

2打席目はマーリンズから移籍してきた左腕R.ブライアー(35)が相手。対左投手でも吉田のバッティングは変わらずレフト前へ鋭い打球でヒットを放った。この日のライブBPは3打数2安打。「しっかり打つべき球を打つということをテーマに、いろんな球を見られました」とWBCに向けても順調な調整を見せた。