山梨県立青洲高校で1月に行われた情報技術検定で教諭が試験中に解き方のヒントを出していたことが分かり、学校は同じ教室にいた28人全員の試験を無効にすると決めました。

山梨県立青洲高校


この問題は、1月に青洲高校で行われた「情報技術検定試験」で試験監督を務めた教諭が少なくとも6人の生徒に口頭で解き方のヒントを伝えていたものです。

学校は、教諭や生徒から聞きとりをして協議した結果、「客観的に試験の状況を把握できない」ことや「厳正な試験会場とは言えない」ことなどから同じ教室で検定を受けた生徒28人全員の試験を無効にしました。

17日に生徒と保護者に状況を説明しました。今週、検定の主催者にも報告することにしています。

青洲高校 小林智校長:
生徒・保護者にも本当に申し訳ない。今度またチャンスのある生徒にはサポートを丁寧に徹底的にやっていきたい。

学校は、今後、検定の試験監督を2人体制にするなど再発防止に努めることにしています。受験料は学校が全額返還するということです。