アリゾナ州のキャンプ施設で自主トレを行っているカブス・鈴木誠也(28)、昨季以上にたくましく盛り上がった上腕、胸板の厚さが目立つ今季の鈴木。この日はフリーバッティングではメジャー投手の短い間合いから繰り出される160キロ近い速球に対応するため、左足の始動を早め、足の上げ幅を小さくした新打法で快音を響かせた。
センター左方向に連発してホームランを放つとWBCイタリア代表で、今季レイズから移籍してきたM.マストロブオーニ(27)からは「パワーあるね!」と声を掛けられ笑顔で返していた。さらにレフト方向へ綺麗な放物線でフェンスオーバーを放ったかと思えば弾丸ライナーでのフェンスオーバーも、さまざまな打球を放ちパワーを見せつけた。
そして鈴木が興味を持ったのが、昨季、鈴木と共にメジャーデビューを果たしたN.ベラスケス(24)の右腕上腕に描かれた人の顔のタトゥーに興味深々。顔を寄せてじっくり見たり指で触れたりして笑顔を見せ表情にも余裕が伺えた。WBCに向けて帰国日程は正式発表されていないものの侍ジャパンで主軸を務める男の調整は順調そのものだ。

















