全国各地で相次ぐ強盗事件を受け、防犯意識が高まっています。ホームセンターでは防犯対策の商品が売り上げを伸ばし、警備会社には家庭用の防犯システムの依頼が増えています。
◆手軽な防犯グッズ 売り切れも
福岡市西区のホームセンターではここ最近、防犯に役立つ商品の問い合わせが急増したため、1月末から入り口に近い目立つところに専用のコーナーを設けました。特に売り上げが伸びているのは、すぐに設置できる手軽な防犯グッズです。ガラスに貼って割れにくくするフィルムや、窓への強い衝撃があると音が出るアラーム装置は、ほぼ売り切れ。窓が開かないよう固定する補助錠も、安いものは数百円で購入できるため人気だそうです。
来店客「補助錠を、全窓につけているんです」「いいと思います、安価だし」
RKB堤千春「家の庭に敷く、防犯用の砂利です。踏んでみますと…」(ザクッザクッと音)
入り口や庭などに敷きつめると、誰かが侵入しようとしたときに大きな音を立てるので防犯効果が期待できます。
◆長期の休みの前に売り上げ増
グッデイ西福岡店 小田知弥さん「先月末ごろから全店で20%ほど売り上げが増加しています。ゴールデンウイークとか夏休みの長期休暇、家族で家を長い間空けるような期間の前準備で、防犯対策をする方が結構いるけど、皆さんの意識が高まっているのが感じられます」
このほかに高画質の本格的な防犯カメラや、人が近付くと点灯する屋外用センサーライト、カメラがあることを通知するステッカーなども売れているということです。
グッデイ西福岡店 小田知弥さん「これを機会に自宅の防犯対策を見直して、準備をしていただけたらなと」
◆侵入窃盗事件の半数は住宅
警察庁のまとめによると2021年、全国で起きた侵入事件は3万7000件あまりです。発生場所別に見ると、約半数が住宅で起きています。いざというときに駆けつけてくれる住宅の警備サービスにも、問い合わせや依頼が増えています。
◆相次ぐ強盗事件で問い合わせは前年の5倍にも
国内最大手のこの警備サービス会社では、全国で相次ぐ強盗事件を受けて、家庭用の防犯システムに関する問い合わせが前年度比で5倍以上も寄せられているそうです。
セコム九州本部営業部 山本絵美ホームマーケット課長「安心して家で過ごしたい、夜安心して寝たい、という方に採用いただいています。お出かけする時も簡単なスティック操作1つでお出かけできます」
◆40~50代からの問い合わせが急増
不審者の侵入はもちろん、火事やガス漏れなどの異常も24時間・365日感知し、何かあれば警備会社が駆けつける家庭用防犯システム。これまで利用者の世代や目的は高齢者の救急対応などが多かったそうですが、最近は変わってきているということです。
セコム九州本部営業部 山本絵美ホームマーケット課長「今まではシニアの方の救急・見守りのための問い合わせが多かったのですが、最近は40~50代からの方をはじめ防犯に関する問い合わせが非常に増えています」
◆割れにくいガラスの交換申し込みは8倍に
警察庁の資料によると、侵入者はドアや窓を開けるのに5分かかると約7割があきらめ、10分以上かかるとほとんどが断念するということです。このためセコムでは、窓を割れにくくする特殊なフィルムの設置や防犯ガラスへの交換などに、これまでの8倍の申し込みがあるといいます。
セコム九州本部営業部 山本絵美ホームマーケット課長「侵入犯は必ず下見している傾向がありますので、『この家はしっかり防犯している』『相手にすきがない』と見せる必要があります。ご自身で自分の家族・財産を守っていただきたいと思います」
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