「着物」の価値がいま、改めて見直されています。仕立て直すことで、何世代にも渡って着られるサステナブルな衣類だからです。アレンジに受ければ、世代をこえて違う魅力を見いだすことができます。古くなりタンスの奥に眠った「着物」を継承する「キモノバトン」が佐賀市で行われました。
◆50代女性の8割が着物を持っている
佐賀市にある創業70年の老舗ホテル「千代田館」を若者や親子など10人の女性が訪れました。並ぶのは、華やかな色合いやレトロな雰囲気の着物と帯。これらはリサイクルセンターや生前整理を行う団体に寄付されたものです。ファッションなどの社会問題に取り組む若者の団体「PUKA」と、ホテルが共同でイベントを企画しました。
四季彩ホテル千代田館・森彩華さん「もったいないので何か利用できないかと考えて次の世代へ受け継ぐ意味で『キモノバトン』という企画が決まりました」
インターネット調査会社マイボイスコムの調査によると、50代以上の女性の約8割が着物を持っているものの、そのうち6割ほどが着用せずにタンスで眠ったままになっているということです。次の世代に着物文化を継承するきっかけにもなればと、「キモノバトン」と銘打った今回のイベント。参加者が選んだお気に入りの着物を美容専門学校の生徒たちが手際よく着付けていきます。
◆何世代も着られるサステナブル衣料
参加した親子「帯に魚が泳いでいるみたいだね」「いいじゃんいつもより若々しくて」「黄色が映えていますよね」
普段あまり着物を着ることがないという大学生も、私服やブーツと合わせて今風の着こなしに!着付けが終わると、参加者はその姿でホテル昼食会場へ向かいました。和食を食べながらの特別な一時です。着物のはぎれを再利用してフォトフレームづくりに挑戦したり、日本庭園で写真を撮ったり存分に“着物”を味わいました。
参加者「観光に行って着物を着るよりも、誰かから繋いでいただいた着物で深い思い出になりました」
着物は、何世代にも渡って着ることができることからサステナブルな衣類としても注目されています。衣類の大量生産・大量廃棄が社会問題となる中、今回のイベントが日本文化を大切にするきっかけになればと主催者は考えています。
主催したPUKA琴乃さん「すぐに捨てるんじゃなくて世代をこえて違う魅力を発見してもらう。着物はタンスの奥に眠っていると思うのでひっぱり出してきてほしいと思います」
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