医療装置を巡る島津製作所の子会社の不正問題で、熊本県はきょう2月13日から立ち入り検査を行っています。

記者「午後1時です。熊本県の職員が島津メディカルシステムズ熊本営業所に立ち入り検査に入ります」


この問題は、島津メディカルシステムズの職員が、医療機関のエックス線撮影装置を点検した際に、回路を遮断するタイマーを仕掛け、後日、不具合が出るよう細工していたものです。

島津製作所は今月2月10日調査報告書を公表し、新たに熊本を含む九州4県であわせて38件の「不正が疑われる事例」が確認されたと明らかにしています(補償相当事案 熊本県10件・鹿児島県12件・宮崎県13件・長崎県3件)。

立ち入り検査はあす2月14日も行われる予定で、県は報告書と今回の検査結果を踏まえ、国と対応を決める考えです。