第51回全日本実業団ハーフマラソンが12日、山口市の維新百年記念公園陸上競技場を発着点とする21.0975kmのコースで行われる。女子は本命不在の戦いになる。昨年は五島莉乃(25・資生堂)が1時間08分03秒の女子単独レース日本新をマークしたが、今年は1時間9分台を目標としている招待3選手をはじめ、1時間10分前後を目標としている選手が多い。
10月開催のMGC(マラソン・グランドチャンピオンシップ ※パリ五輪代表3枠のうち2人が決定)出場資格を持つ福良郁美(25・大塚製薬)や、招待選手の小井戸涼(25・日立)らは2月末~3月のマラソンにつなげるのが目的だ。
招待選手3人は1時間9分台が目標
招待選手3人の今大会の位置づけは三者三様だが、3人とも1時間9分台を目標にしている。森智香子(30・積水化学)は今大会で2年連続自己新を出している。21年に1時間10分53秒(12位)、昨年1時間10分12秒(6位)。トラックの3000m障害と1500mでは日本トップレベルだが、長い距離が得意とは言えない。それが近年はハーフマラソンで上位に食い込むようになった。
積水化学の野口英盛監督は「本人は1時間10分を切りたいと言っています」と記録の目標とともに、出場の目的を以下のように話した。
「ハーフを目標として冬期でしっかり走り込み、春からのシーズンにつなげていきます。メニューは変えていますが、状態としては例年と同じです。メンバーやレースの流れ次第ですが、それなりに良い感じで走ると思います」
川村楓(25・岩谷産業)は昨年の今大会で1時間10分17秒の8位。廣瀬永和監督は「たまたま走れた」と辛口だが、去年より期待している。
「昨年はそれほど距離を走っていませんでしたが、今年は年末年始も距離を走っています。そういう部分がどう出るか。最初の5kmは上りがあって遅くなりますが、それ以降をみんなでペースを作れば1時間10分前後は出せます」。タイプ的には後半で上げていくより、前半から速いペースで入る方が力を出し切ることができる。積極的なレース展開を見せてくれそうだ。
小井戸涼(25・日立)は3月12日の名古屋ウィメンズで初マラソンを予定している。「先週40km走をやりましたし、昨日も1km×15本をやった。(調整していないので)どこまで行けるか」と北村聡監督は慎重だ。
だが名古屋では「2時間25分を切ってMGCを取らせたい」という目標がある。そのためには今大会で「1時間10分を切ってほしい。それができたら(名古屋の日本人トップ集団でのレースにも)挑戦できる」と期待している。














