政府がきょうにも決定するマスクの着用についての新たな指針案が判明しました。学校や新幹線などでは「マスクなし」が可能となる一方で、通勤ラッシュの電車などでは着用を推奨します。
政府はマスクの着用について、原則、屋内・屋外問わず個人の判断に委ねるようルールを緩和する方針ですが、複数の関係者によりますと、個人の判断の参考にしてもらうための指針をきょうにも決定します。
指針の案では、全員の着席が可能な新幹線や高速バスなどではマスクを外すことを容認する一方で、通勤ラッシュの混雑した電車やバスでは着用を推奨します。
また、学校の教育活動ではマスクの着用を求めないことを基本とします。ただ、基礎疾患などの事情でマスクの着用を希望する児童・生徒には適切に配慮するよう求めます。一方、卒業式については新たな指針の適用前でも「マスクなし」での実施を可能とする方向で、近く、文部科学省が全国の教育委員会に通知する見通しです。
政府は、自治体や事業者への周知期間が1か月程度必要なことなどから、新たな指針を適用する時期は来月13日とする案を軸に調整に入りました。
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