
来月、中学硬式野球の全国大会に出場することが決まっている『大矢ヤング』。このクラブチームの前身である『SOLA沖縄』には、かつて埼玉西武ライオンズの山川穂高も所属しており大矢ヤングは、県内でも名の通ったチームの一つです。
1年生17人、2年生は33人が所属する中、ダイナミックなスイングや積極的な声掛けなど、ひときわ存在感を放つ選手が居ます。

大矢ヤング 赤嶺義文くん「大矢ヤング主将の赤嶺義文、中学2年生です。将来は山川(穂高)先輩のようにWBCに出られるように頑張ります」
大矢ヤングの大黒柱、3番キャッチャーの赤嶺義文(14)。6人兄弟の3男で、2人の兄の影響で幼稚園の頃に野球に出会い、小学1年から本格的に始めました。
Q自分の強みは?
赤嶺義文くん「持ち味はこの体。自分で言ってしまうんですけど、自分にはこの体があるので(強みは)打撃面だと思う」
多和田監督「元気があるので声で選手を引っ張っていって、ピッチャーを上手くリードしながらやっているところと、バッティングも中学2年生にしては似つかわしくないパワーを持っているものですから」
更に今年は西武・山川の自主トレに特別参加。物怖じせず堂々とプレーする姿が印象的でした。

赤嶺義文くん「山川先輩からカーブの打ち方をしっかり教えてもらった。送球やら打撃、打球やら、もう全然、世界の打者だなぁって思いました」
Q.緊張しなかった?
赤嶺義文くん「人生の経験なので、やるとこはしっかりやると思って」
練習では、赤嶺のキャプテンシーにより、チーム内には監督が2人いるような緊張感と安心感が出ます。
このあとバッティングでスイングを確認し、次は外野の守備位置へ。本職をキャッチャーとしつつ、一通りのポジションをこなせるよう練習する赤嶺。最後はベースランニングまでやり切りました。
そして帰宅後、練習着のままバットを振り続ける赤嶺の姿がありました。

Q練習が終わったあとはいつも自主練をやる?
赤嶺義文くん「はい。今日の練習はボールを打つときにトップが下がっていたので、今の練習は上から叩くことを意識していた」
結局70球ほど打ち込みこの日の練習は終了。晩御飯のカレーはやはり1人だけ器の大きさが違いました。
赤嶺義文くん「美味いっすね!」
食事もトレーニングの一環。食事の後は、じゃんけんで負けて食器洗いに取り掛かりますが…

母・香里さん「ちゃんとやって!残るかもしれないでしょ!」
赤嶺義文くん「いつも通りこうやって洗います」
母・香里さん「やってませーん」
常に頭の中は野球のことでいっぱいだという赤嶺ですが、こんな趣味があります。
赤嶺義文くん「J―POPよりK―POPが多いですね。K―POPでは、BIGBANGをよく聴きますね。『グッドボーイ』は踊ったりします。自分で考えて」
何事にも全力投球の赤嶺。将来を見据え、最後に目標を語ってくれました。

赤嶺義文くん「まずは甲子園に行って親孝行して、一段上がってプロ野球選手になって、そこでもしっかりこんな風にサポートしてもらっているので、次は自分が支えるようになりたい」
将来の大きな夢に向かって、赤嶺は来月、全国大会に挑みます。