トルコ南部で起きた大地震。一夜が明けた現地では死者が急激に増え、隣国のシリアを含め4400人近い市民らが犠牲となっています。
地震発生からおよそ30時間が経ちました。被災地では寒さの中、崩壊した建物の中に取り残された人たちの救助活動が続いていました。今回の地震による死者はトルコで3000人近く、隣国のシリアではおよそ1400人にのぼっています。
被災地周辺は古い高層建築が多いエリアとされ、人口160万人のハタイ県では、根元から折れたように倒れている建物も見られました。
「私のきょうだい、その家族がまだいるんです。7人ともまだがれきの中です」
倒壊している建物は、確認されただけで5000近くにのぼるほか、被害地域が広範囲に及び犠牲者はさらに増える可能性があります。
各国からの支援の動きは活発化し、トルコのエルドアン大統領は45か国から支援の申し出があったとしていて、この中にはウクライナやロシアも含まれているということです。
国境を接するシリアも困難に直面しています。内戦が続くなか、反体制派の拠点でもあるイドリブ県などで深刻な被害が出ているものの、救命活動は民間組織だけが頼りの状態で、政府の支援や救助は入っていません。
シリアのアサド政権が反体制派への支援を認める公算は低く、現地の孤立化が懸念されます。
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