部活動における暴力や暴言、ハラスメントが問題となる中そのあるべき姿を高校生たちが話し合った「高校部活生メッセージ2023」がきょう(6日)県教育長に提出され、成長できる・誇れる部活が実現できるよう、その思いを訴えました。

「高校部活生メッセージ2023(にーまるにーさん)」は、2年前に県立高校の運動部に所属していた生徒が顧問からの叱責を苦に自殺した問題を受け、推薦や応募で集まった県立高校7校・22人の生徒が部活動の課題や悩みを去年12月から話し合ってまとめたものです。

高校生らはきょう県教育委員会を訪ね半嶺満(はんみね みつる)県教育長らにそのメッセージを手渡しました。

前原高校2年 山田塁一(やまだ るい)さん「沖縄からそして日本全国から部活動により二度と命が奪われることがないよう願いを込めて、このメッセージを届けます」

メッセージは指導者や学校、部活生の仲間、保護者あてに作成され「意見が尊重されるチームを一緒に作りたい」「定期的にハラスメントの実態調査をしてほしい」など高校生たちの思いが込められています。

コザ高校2年 澤田稜大(さわだ りょうだい)さん「遠くに感じるようでハラスメントというのは近くにあるものだと感じたので、この話は有意義だと感じました」

メッセージは県立高校や高体連などの関係団体に周知され、教員の研修などにも活用されていく予定です。