福島県いわき市の住宅で、85歳の女性が殺害された強盗殺人事件で、女性は、2月3日の昼ごろから夜にかけ、殺害されたとみられることが新たに分かりました。

この事件は、3日午後7時すぎ、いわき市勿来町の住宅で、この家に一人で暮らす小松ヤス子さん(85)が殺害されているのが見つかったもので、室内ではタンスやクローゼットが開けられているなど、荒らされた形跡がありました。

司法解剖の結果、頭蓋骨は折れていて、鈍器のようなもので複数回、殴られたとみられています。

また、後頭部と側頭部に傷が集中していたことから、背後から襲われた可能性があるということです。

その後の捜査本部への取材で、3日の正午ごろ現場近くの防犯カメラに自宅に向かって一人で歩く小松さんの様子が映っていたことが新たに分かりました。

捜査本部では、小松さんが最後に確認された3日の昼ごろから、遺体が発見される午後7時までのあいだに殺害されたとみて、現場近くの川などを中心に凶器の捜索を続けています。

また、捜査本部では、全国で相次ぐ広域強盗事件との関連は今のところ確認されていないとしています。