低迷していたチームに光が見え始めたハンドボール日本リーグの琉球コラソン。

ここ4年は1シーズンの勝ち星が1勝から4勝と低迷が続いていましたが今季はリーグ戦をあと7試合残して、すでに6勝。中でもシーズン後半にはリーグの強豪、大崎電機を42対32、大同特殊鋼を35対31で下す、ジャイアントキリングを果たしました。
東江正作監督「点数も取られてはいるが我々のオフェンスが機能していた」
躍進の理由は若手の成長です。
東江監督「成長してもらわないといけない必須条件ですね」
昨シーズンまで東江太輝、石川出のベテラン勢に頼っていたチームですが、今季は特にシーズン後半から若手が躍動。

2021年入団 依田純真選手「どうしても勝負所になると東江・石川頼みになってしまうことが多いので、若い選手がどれだけ粘って踏ん張れるかがすごい大事になってくると思っているので」
今季ライトバックに定着した入団2年目の依田純真(いだ とうま)。昨シーズンの45得点から今季はすでに60得点をあげています。
依田選手「チームで一番ハードワークする自信があるので、そこは十二分に誰よりも動いてチームを鼓舞するポジションだと思っているので、そこは若手としてチームを鼓舞できる存在になりたいと思う」
そして新たにポストのポジションにつくのは、大卒ルーキーの高橋翼(たかはし つばさ)。シーズン前に右腕を骨折しましたが、10月末にけがから復帰すると、ディフェンスでもチームに貢献。そこから勝ち星を重ねています。

高橋選手「日本リーグは夢の舞台だったので、大崎電機とか強豪チームに勝てたというのは凄く嬉しかった、アウェーで一回負けている大崎にホームで自分が出た時に勝てたのはすごくプラスな気持ちになれて、とても嬉しかった」
東江監督「結構パワーがあるんですよ、体に。一回やられたことは次にやられないように工夫しているので、そういうところは伸びていくでしょうね」

高橋がディフェンスに貢献することで攻撃陣の負担が軽減。キャプテンの東江太輝くはリーグ5位の95点をマークし、攻守に厚みが出てきました。
若手の成長が勝ち星を重ねるコラソン。1か月ぶりのリーグ戦が29日、アウェーでトヨタ紡織九州に挑みます。