トヨタ自動車が社長の交代を発表した豊田章男氏について、西村経済産業大臣はこれまでの功績を評価したうえで、「引き続き日本経済の成長に向けて議論をリードしてほしい」と話しました。
西村経済産業大臣
「やはり“世界のトヨタ”であります。(豊田氏には)引き続き日本経済の将来の成長に向けた議論をリードする役割を担っていただければと思う」
西村大臣は閣議の後の会見でこのように述べ、日本経済のため、今後も議論を牽引してほしいとの考えを示しました。
また、豊田氏のこれまでの功績に触れ、「トヨタ自動車の社長という立場を超えて、自動車業界全体の舵取り役を担ってきた」としたうえで、「その功績に敬意を表したい」と話しました。
一方、日産自動車とルノーが資本関係の見直しなどを協議していることについては、「民間企業同士の取り組みなので基本的にコメントは差し控えたい」と前置きしつつ、「関係する当事者が納得する形になってほしい」と話しました。そのうえで、「お互いがメリットがあって進展していくことが重要だ」と述べ、両社がどちらも成長できるような交渉が進むよう期待感を示しました。
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