9月、札幌市中央区や南区で、特殊詐欺による被害が相次いでいて、警察が注意を呼びかけています。

警察によりますと、9月上旬、札幌市南区に住む70代の女性宅に、警察官を名乗る男から「あなたの荷物を預かっているが、その中に違法なものが入っている」と電話がありました。

その後、電話は警視庁のコンドウ・マモルという警察官を名乗る男に代わり、男は女性に対し「あなたの身柄を拘束する」「拘束されないためにもあなたのお金を調査する必要がある」などと伝えました。

その後、女性が電話の指示に従ってコンドウ・マモルを名乗る男とLINEを交換すると、男はビデオ通話で警察手帳と逮捕状を見せてきたということです。

男の言うことを信じた女性は、9月17日と18日に、札幌市南区の金融機関2カ所で500万円ずつ、合計1000万円を指定された口座に送金しました。

女性は、その後、別の金融機関でも現金を振り込もうとしましたが、振込先の口座が凍結されていることに職員が気付き、不審に思い、「詐欺の被害にあっている人が来店しています」と、警察に通報したことで、女性がだまされていたことがわかりました。

別の事件も…

捜査にあたっている札幌南警察署

また、9月11日には、別の事件も起きています。
札幌市南区の80代の女性宅に、札幌南警察署の落とし物係の「ハヤミ」を名乗る女から「あなた名義のキャッシュカードが拾われた。そのキャッシュカードが詐欺に使われたので交換する必要がある」と電話がありました。

女性宅にはその後、警察官を名乗る男が訪れ、女性のキャッシュカードを封筒に入れてすり替え、盗んだということです。

盗まれたキャッシュカードからは現金約800万円が引き出されていたということです。

1週間後の18日、女性が南区内の銀行を訪れた際に、女性からキャッシュカードについて話を聞いた銀行員が不審に思い「詐欺にあっているような人がいる」と警察に通報したことで事件が発覚しました。

他にも札幌南警察署が管轄する地域では、18日に中央区に住む80代の女性と、南区に住む80代の男性が、それぞれ100万円をだまし取られる特殊詐欺事件が相次いでいて、警察が注意を呼びかけています。