「人間国宝」など伝統工芸の巨匠たちが手掛けた作品が並ぶ陶芸展が3日から始まりました。会場では「鮮やかな色彩でグラデーションが特徴の新しい九谷焼」などを楽しめます。
この陶芸展は、国内で窯業が衰退する中、伝統工芸の歴史や文化を継承しようと全国で開かれていて、高知市の高知大丸には、重要無形文化財保持者=「人間国宝」など、30人ほどが手がけた作品が並んでいます。

▼訪れた人(陶芸が趣味)
「どんなに真似しても、この技術はなかなかできやしない。すばらしい!これもすばらしい!これもすばらしいと思う」
会場では、石川県の伝統的工芸品=九谷焼の作家である、四代德田八十吉(とくだ・やそきち)さんの作品も展示されています。

▼松岡葵アナウンサー
「稲穂をイメージしたこちらの作品。艶のある質感と、さわやかな色合いが調和して、なんとも瑞々しさを感じさせます。なによりこのグラデーション!美しくて、ずっと見ていたくなります」
よく見ると、グラデーションの部分が模様になっていて、「頭を垂れた稲穂」を連想させます。もともとは「花鳥風月」などの絵を描いたものが中心だった九谷焼ですが、四代の父にあたる三代・德田八十吉が、「豊富な色のグラデーションで“魅せる”」という新たな分野を確立し、人間国宝に認定されました。四代も父の技法を受け継ぎながら、柔らかさ・鮮やかさといった「女性らしい感性」を加えた作品を手がけています。
▼四代 德田八十吉さん
「先人たちの日々のたゆまぬ努力と研さん、陶芸にかけた情熱の賜物だと思っているので、『九谷焼』や『徳田の色』の豊富な色彩・バリエーション、“九谷焼の今”を楽しんでもらえたら」
陶芸展は、9月14日まで開催されていて、12日には四代が作品を解説するギャラリートークが開かれます。














