バラエティ番組のダーツの景品としておなじみだったあの車が7年ぶりに復活。背景には何があるのでしょうか?

およそ800人が集まった三菱自動車の発表会。お披露目されたのが…

三菱自動車 岸浦恵介 社長
「本日、皆様にご披露する新型パジェロです。三菱自動車ブランドをけん引するフラグシップモデルです」

四輪駆動車の新型「パジェロ」です。7年ぶりに復活させたのです。

バラエティ番組「東京フレンドパーク2」のダーツの景品としても親しまれた「パジェロ」。1982年に発売され、世界一過酷とも言われる「パリ・ダカールラリー」で7連覇するなど、三菱自動車を象徴する車でした。

しかし、燃費が重視されるようになり、需要が低下。2019年に国内販売を終了しました。

なぜ今、復活させたのでしょうか?

三菱自動車 岸浦恵介 社長
「本格クロスカントリーSUV、大きなサイズの車が大変人気も出ていて、マーケット自体がここ数年大きくなってます」

実際に街で観察してみると…

記者
「SUVが2台並んで走っています。あちらも大型のSUVです」

アウトドア需要の高まりなどを背景に、本格派のSUV=スポーツ多目的車が再び注目されているのです。

トヨタは「ランドクルーザー」シリーズを拡充。スズキの「ジムニー」は、人気で納期が長期化しています。

ただ、狙いは国内だけではなく海外市場です。中国のEV=電気自動車が台頭し、競争が激しくなっています。

これは世界の自動車販売ランキング。2015年はトップ10に日本メーカーが4社入っていました。しかし、10年間で2社に減少。代わりにBYDなど中国メーカーが3社ランクイン。

ただ、パジェロは海外では「ショーグン」などの名でも親しまれ、ブランド力が高いといいます。

三菱自動車 岸浦恵介 社長
「ブランド名を言った時に、それを代表する、すぐイメージできる車があるかないかっていうのは、ものすごく違うんです」

三菱は「パジェロ」をタイで生産し、日本やオーストラリアに順次投入。世界およそ100か国での展開を計画しています。

会社を象徴する車で、再び存在感を示せるのでしょうか。