日本酒に親しむトークイベントが広島市のライブ会場で開かれました。日本の伝統的な酒造りを次世代へ継承する新たな取り組みも始まろうとしています。
音楽と日本酒を楽しもうというユニークなライブイベント。会場にはおよそ20人が集まりました。ポーズ猛暑が続くこの時期に皆さんが口にしているのは燗の酒!

日本の杜氏組合のトップで、広島杜氏組合長を務める石川達也さんです。
日本酒造杜氏組合連合会・石川達也会長
「昔のお坊さんの夏の養生は熱いお茶を飲む、熱いモノを入れることで相対的に自分の身体との温度差で涼しさを感じる」
会場では、石川さんが作った茨城県の「月の井」が熱燗で振る舞われました。

参加者
「冷たいからわからなかった感覚が熱くなって熱燗だから感じる。香りもそうなんでしょうけど香りと舌触り」
ユネスコの無形文化遺産にも登録された日本の「伝統的酒造り」。しかし、日本酒の出荷量は1973年をピークにこの50年で4分の1以下に減っています。石川さんは、伝統的酒造りを継承する試みを始めようとこの春、地元、東広島市に戻ってきました。

日本酒造杜氏組合連合会・石川達也会長
「マニュアル的に機械的に作ってもお酒は出来ます。けれども、自分は人が作るという、そういう酒を目指したいというか。そうでないと伝統は継承は出来ないだろう」
杜氏など将来の日本酒の作り手を育成するため、福美人の酒蔵で西条酒造学校をこの秋から復活させようと準備を進めています。

福美人酒造・石川達也杜氏
「福美人に来たら一角のモノになれますとかそんなことはない、その人次第。ただ勉強したい人には応えられるだけのものは用意しましょう。とにかく人を育てることに特化した蔵にしたい」
伝統継承のため人材育成に力を入れたいという石川さんは、半年間、泊まり込みで酒造りを伝えていきたいと話しています。














