去年、富山県内で起きた山岳遭難事故は前の年に比べて2年連続で増加していることがわかりました。

富山県警のまとめによりますと、去年1年間に県内で発生した山岳遭難事故は115件でした。前の年と比べて11件多く2年連続で増加しています。

また、山岳遭難事故による遭難者数も124人と前の年から14人増加していて、このうち40歳以上の遭難者が99人と全体の約8割を占めています。

遭難の状況としては転倒や滑落、転落が最も多く次いで病気、道迷い、疲労などとなっています。

県警は救助の初動態勢を強化するとともに、SNSを活用して▼入山届の提出や▼雪崩ビーコンの携帯など入山ルールの徹底など呼びかけています。