8年前、福岡県久留米市の県立高校に通う男子生徒が自殺したのはいじめが原因だったとして、遺族が同級生ら6人に慰謝料を求めた裁判。控訴審の初弁論が19日開かれ、男子生徒の父親が法廷で悲痛な思いを訴えました。

この裁判は、2018年に久留米市の県立高校に通っていた当時2年生の男子生徒が自殺したのはいじめが原因だったとして、遺族が野球部の同級生6人に慰謝料を求めているものです。
訴状によりますと、男子生徒は服を脱がされたり、携帯電話を隠されたりするなどのいじめを繰り返し受け、第三者委員会は6人のいじめと自殺の因果関係を認定しました。
1審の福岡地裁久留米支部は、服を脱がせた行為についてのみ認定し、6人のうち5人に対してあわせておよそ100万円の支払いを命じていました。

この判決について遺族側は「自殺に至った経緯についての認定の誤り」や「一連のいじめ行為を分断して判断したことに問題がある」として控訴していました。
19日、福岡高裁で開かれた初弁論で、男子生徒の父親が法廷に立ち、「どんなに願っても息子が戻ることはありません。同じようなことが起こらないように、社会が変わってほしい」と意見陳述しました。

男子生徒の父親
「いじめは無くならないんだと思うんですけれど自分の息子のように命を絶つようなことはしてほしくない」
「普通の生活をしている時点で許せない気持ちでいっぱい。早く裁判長からいい結果を受けられるように待っているだけです」
被告側は控訴棄却を求めています。














