“黒いダイヤ“とも呼ばれ、高値で取引されているクロマグロ。
今後安く食べられるようになるかもしれません。

異例の“延長戦”クロマグロ漁獲枠拡大

かつての乱獲により、太平洋クロマグロの資源量は、2010年に約1万2000トンまで激減しました。その後国際的な規制により漁獲枠を制限し、2022年には約14万4000トンと、約12倍まで回復しています。

マグロが獲れるようになったため、7月9日に行われた“新しい漁獲ルール”を話し合う国際会議で、日本は大型のクロマグロの漁獲枠を25%拡大する案を提案しましたが、会議の最終盤で突如メキシコが反対へと回り、合意に至っていませんでした。
その後、日本側は山下農水副大臣をメキシコに派遣。
水面下での調整を重ね、“延長戦”とも言える異例の交渉再開にこぎつけました。

8月18日に国際会議が行われ、中西部太平洋エリアで獲れる大型マグロの漁獲枠を来年から2年間、25%増やすことで合意しました。

鈴木憲和農水大臣
「クロマグロの大型魚の漁獲枠は、現行から25%増の1万4836トンになります。緊急事態でありましたけれども、山下副大臣はじめ水産庁の皆さんに頑張っていただいたと思っております。」

増えた漁獲枠を周辺国でどう分配するかは、11月末の国際会議で最終決定される予定です。

マグロの価格はどうなる?

漁獲枠が増えると、マグロの価格はどのくらい安くなるのでしょうか。

近畿大学の有路昌彦教授はー
「トロ、中トロは高い値段で少量を消費することになりますので、一皿580円のお皿が480円になるとか、そんなレベルですね。」

中與商店 武蔵小山店 藤井副店長はー
「中トロ100gで1780円が、1580円ほどになる可能性もある。マグロの仕入れが増えて、お客さんに安い値段で還元できるのはいいこと」
と話しています。

コメンテーター 杉浦太陽:
僕もクロマグロを釣りたくてよく行ったんですけど、漁獲枠が狭すぎて、4月の1日とかに解放されるんですけど2日ぐらいで埋まっちゃうんです。
あと漁師さんは、すぐに枠が埋まってしまうので、枠を超えてマグロが獲れると逃がすのが大変だったり、網を突き破ったりするので、漁にも影響が出ます。枠が広がったのはとてもありがたいです。

コメンテーター 朝日奈央:
マグロ大好きです。回転寿司に行ったら絶対行ったら頼みますし。
スーパーとかでもマグロがあったら買いたいですけど、やっぱりちょっと高いイメージもあるので、少しでも安くなったら万々歳ですよね。

(ひるおび 2026年8月19日放送より)