大相撲初場所・千秋楽が22日、東京・両国国技館で行われ、大関・貴景勝(26・常磐山)が3敗で並ぶ東前頭13枚目の琴勝峰(23・佐渡ヶ嶽)との相星決戦をすくい投げで制し、13場所ぶり自身3度目の優勝を決めた。

千秋楽結びの一番は、立ち合い貴景勝は突き押しで前に出ると、左を差して相手の動きを止め最後はすくい投げで優勝を手にした。

貴景勝は2日目に翔猿に初黒星のあと3日目から8連勝を挙げたが、11日目から連敗。13日目は阿武咲を下し、琴勝峰と3人が3敗で並ぶ展開に。前日は豊昇龍を下して3敗を死守し、千秋楽の琴勝峰との直接対決を制して一人大関としての意地をみせた。

今場所は1898年1月の春場所以来125年ぶりに一横綱一大関という非常に稀な場所となり、横綱・照ノ富士(31・伊勢ケ浜)が昨年10月に両膝の内視鏡手術を受けて3場所連続での休場となった。

先場所は12勝3敗で、26年ぶりの優勝決定巴戦では惜しくも賜杯を逃した貴景勝は、今場所高いレベルでの優勝ならば綱取りの可能性もあったが、12日目で3敗目を喫し厳しい状況に。大関での優勝は自身2度目で、昨年7月の名古屋場所から史上初の3場所連続で平幕優勝(7月逸ノ城、9月玉鷲、11月阿炎)となっていたが今場所は貴景勝が一人大関の責任を果たした。3月の春場所では再び綱取り挑戦に向け期待が高まる。