6月の青森県知事選挙に出馬して6期目を目指すのかが注目されている三村知事。今期限りで勇退する意向を固め、関係者に伝えているとされる中、21日、記者会見を開いて自らの進退について明らかにする考えを示しました。

※三村申吾知事
「自分自身の進退につきましては、あすにでもきちんとお話したいと思っています。」

三村知事は20日朝、取材に対してこのように述べ、21日午後2時15分から青森市で記者会見を開いて自身の進退について明らかにします。

県政史上最長となる5期20年務めた三村知事。関係者によりますと、今期限りで勇退する意向を固め、これまで支援を受けてきた自民党県連の幹部にすでに伝えています。

こうした中、昼過ぎ、県議会自民会派の議員が続々と知事室へと入りました。8人の議員が非公開で三村知事と面会し、勇退を考え直すよう申し入れたといいます。

※青森県議会自民党会派 森内之保留県議
「(勇退表明を)もうちょっと引き延ばして熟考していただけないかというお願い(した)。(三村知事は)皆さんのありがたい気持ちをいただいて熟考はさせていただきます。ただ結果は自分で判断させていただきたいという話だった」

これまでの実績などを踏まえて、自民党会派31人のうち12人が賛同したということです。
知事選をめぐっては、最も早く出馬の意欲を示したむつ市の宮下市長は、1月中に出馬表明する考えに変わりありません。

※むつ市 宮下宗一郎市長
「市民のためにしっかりと働いてきたことはむつ市長の実績としてしっかり認めていただけると思いますので、県に行っても県民の皆さま一人ひとりを大切にして県政を大きく前進させていく」

一方、青森市の小野寺市長は、22日に出馬を表明する見通しで、自民党の推薦獲得に向けて意欲を見せました。

※青森市 小野寺晃彦市長
「三村知事と農産品のセールスであったり、県病・市民病院の(経営統合の)仕事であったりともに歩んできたことに間違いない、実績としてあると思いますので、熱意と実績をきちんと話す」

自民党県連は21日に候補者選考委員会を開き、知事選での推薦願を提出した小野寺市長と宮下市長の2人と面談して、1月中には推薦候補を決める方針です。