広陵高校硬式野球部で起きた暴力行為をめぐって、去年8月に退任した中井哲之元監督が初めて会見し、謝罪しました。

この問題は去年、広陵高校・硬式野球部で当時1年生だった元部員に対して先輩部員4人が暴力行為に及んだとされるものです。問題を調査する第三者委員会は5月、集団による暴力行為を認定したうえで、事案の背景に指導体制があると指摘。中井哲之元監督の部活動への関与を「排除すべき」とする報告書をまとめていました。

中井元監督は会見で、部員間の暴力行為は許されない行為であり、「部の責任者として生徒同士の間で暴力が起きることを防げなかったことを重く受け止めている」と謝罪。

そのうえで、「被害を受けた生徒とご家族に対して、安心して学校生活や寮生活を送り野球に向き合うはずだった時間の中で傷つける事態を防げなかったこと、私の言葉や対応によってさらに苦しみや負担を感じさせた部分があったとすれば申し訳ないと思っている」と語りました。

また、暴力行為と直接関係のない部員たちに対しては、「私と一緒に野球をと思ってきてくれた生徒たちと卒業まで頑張れなかったことはとても残念」としたうえで、学校の方針から、これまで自ら会見などをして発言することができなかったと説明しました。


中井元監督は問題発覚後の去年8月に監督を退任し、ことし6月に学校法人の役職を辞任。1990年から硬式野球部の監督を務め、春夏の甲子園大会にあわせて25回出場するなどしました。