佐賀県警で不正なDNA型鑑定が繰り返されていた問題です。

警察庁の「特別監察」で新たに判明した13件の不正について、県警の元職員が書類送検されました。

虚偽有印公文書作成・同行使などの疑いで書類送検されたのは、佐賀県警科学捜査研究所の元職員、冨永剛弘被告です。

冨永被告は2021年1月から2024年9月にかけて、鑑定資料の取り違えやDNA型の不適切な判定などを行った疑いが持たれています。

佐賀県警によりますと、これら13件の不正は、問題の発覚を受けて警察庁が実施した「特別監察」で明らかになったということです。

取り調べに対し冨永被告は、「いずれも自分が鑑定を行ったものだが、事実関係や動機については記憶がはっきりしない部分がある」と話しているということです。

冨永被告は今年2月、別のDNA型鑑定をめぐる不正について、虚偽有印公文書作成などの罪で在宅起訴されています。

きょう離任会見を開いた佐賀県警の福田英之本部長は、県民の信頼を損ねたことを改めて謝罪したうえで、再発防止と信頼回復に期待を示しました。