東京・文京区の「東京ドームシティアトラクションズ」で24歳の女性従業員がアトラクションに体を挟まれ死亡した事故で、専門家などによる「事故調査委員会」が報告書を公表しました。営業は来月(8月)以降をめどに再開する予定だということです。

この事故は今年4月、「東京ドームシティアトラクションズ」の「フライングバルーン」で従業員の上村妃奈さん(24)が支柱の点検をしていたところ、支柱の最上部から落下してきた座席に挟まれ、死亡したものです。

「フライングバルーン」は油圧式で座席を上下させる仕組みですが、油圧を制御する装置から油が漏れたことで制御がきかなくなり、座席部分が落下したとみられています。

外部の専門家などによる「事故調査委員会」はきょう(10日)、報告書を公表し、事故が発生した原因として今回の事故の最大の問題は、「フライングバルーン」を動かすための油圧機器の危険性に関する教育が行き届いていなかったことなど管理体制の脆弱さにあったとしていて、これにより上村さんが1人でマニュアルにない、危険を伴う作業を実施する状況を招いたと指摘しています。

本来、支柱の点検をする際は、「アトラクションを一番下まで下ろし、油圧を完全に抜いた状態」でなければ着手してはならない危険な作業だということです。

また、これをうけて、作業前のミーティングの徹底や営業運転時の安全の再確認を再発防止策として挙げています。

東京ドームの運営会社は「フライングバルーン」を今後撤去するとしていて、4月の事故以降営業停止していた全てのアトラクションについては、8月以降をめどに営業を再開する予定だということです。