勤務先の信用金庫から約4200万円を横領したとして逮捕された元支店長代理の男が、資産の多い高齢客を狙って虚偽の営業活動を行っていたことが分かりました。

業務上横領の疑いで逮捕・送検されたのは、静清信用金庫の元支店長代理の男(36)です。

警察によりますと、男は顧客に対し、「金利の高いネット定期に切り替える」とうその説明をして手続きを進め、約4200万円を横領した疑いがもたれています。

その後の捜査関係者への取材で、男が虚偽の営業活動をする上で資産の多い高齢者の情報を把握し、狙いを定めていたことが分かりました。

警察の調べに対し、男は「(高齢者は)デジタルに弱く、確認しないと思った」などと話しているということです。

静清信用金庫は2026年2月、約1億8000万円の着服被害があったと発表していて、警察は、男がほかにも関与した疑いがあるとみて調べています。

静清信用金庫はSBSの取材に対し、「二度とこのような不祥事が起きないように対策は講じている」とコメントしていて、具体的な再発防止策は防犯上の観点から公表できないとしています。