国会では与野党の対立が解消し、きょうから衆参両院で審議が再開されました。こうした中、政府・与党が最優先の法案と位置づける皇室典範改正案は、あす、衆議院を通過する見通しとなりました。

憲法審査会 古屋圭司 会長
「これより会議を開きます」

9日ぶりに与野党の議員が揃って審議に臨んだ衆議院。国会が正常化し、きょうは参議院でも、日本の国旗を傷つける行為を処罰する国旗損壊罪の制定に向けた法案に関する質疑が行われました。

今月17日の会期末まで1週間あまり。政府・与党は、残る法案の成立を目指す考えです。中でも、最優先にあげるのが皇族数の確保に向けた皇室典範改正案です。

木原稔 官房長官
「国会の審議、これから始まるということでありますから、丁寧に説明を行いながら、多くの方にご理解いただけるように努めていきたい」

きょう、衆議院では議院運営委員会の理事会が開かれ、政府は改正案の内容を説明しました。

女性皇族が結婚後も皇室に残ることや、旧宮家の男系男子を養子にすることができることなどを柱とした改正案。与党のほか、国民民主党なども賛成する方針ですが、中道改革連合は衆参両院の議長らがまとめた付帯決議案を修正するよう求めています。

具体的には、皇室に迎えた養子の子どもが男性だった場合、皇位継承資格を持つとする規定について「是非を速やかに検討」するべきだとしています。

与野党は、改正案をあす、委員会で審議入りさせ、審議を行ったあと、採決することで合意していて、あす中に衆議院を通過する見通しです。