6月、噴火警戒レベルが2に引き上げられた北海道の十勝岳。144人が犠牲になったその十勝岳の噴火から2026年で100年です。どうすれば被害は防げるか、未来へつなぐ取り組みが行われました。

上富良野町です。

小学生「家が・・・」
ボランティア「街が壊れてしまいました」

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火山灰や土砂が水と混ざり合い山を流れ下る「泥流」に見立てたボールを転がし上富良野町がどれほどの被害を受けるのか、火山噴火の模擬実験です。参加したのは、十勝岳の麓、上富良野町の小学4年生55人。

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小学生「最後のやつで小さいボール1個しかあっちに流れなかったのがすごい」

十勝岳が牙を向いたのは、いまから100年前のことでした。

1926年5月、山肌に雪が残る十勝岳が噴火し、144人が犠牲になりました。

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水蒸気爆発で斜面の一部が崩壊、高温の噴出物が雪を一気に溶かし「泥流」となってマチを襲い多くの命を奪ったのです。

ここ上富良野町では、最も多い137人が犠牲に。

マチは火山とともにあるということを学んでもらおうと北海道は毎年、地元の小学生を対象に火山に関する見学会を開いていて2026年で37回目になりました。

マグマに見立てた炭酸飲料の中にソフトキャンディを入れると…。

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小学生「きゃー!!やば!」

マグマが上昇して発泡する「噴火」のメカニズムを再現する実験です。

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旭川地方気象台の職員「(十勝岳の噴煙が)ふだんどれくらいの高さになっているか見ている。町の中全体でどこに避難所があるか、どこが安全かとかハザードマップを見て事前に確認しておいてください」

目の前に広がっているのは、長さ917mの茶色く大きな「砂防ダム」。

泥流被害の防止・軽減を目的に2001年に完成し、透過型砂防ダムでは世界一の長さを誇ります。

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ガイド「ジャングルジムみたいな形の透過型砂防えん堤(ダム)があったときに被害がどう変わるのか」

編むように組まれたパイプで破壊力の大きな巨大な石や流木をふるい分け、泥流の勢いを弱めます。

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小学生「砂防ダムがあって本当に町が守られると分かってよかった」

30年から40年の周期で噴火を繰り返している十勝岳。前回の噴火から38年となる2026年、噴火警戒レベルは「2」に引き上げられました。

災害にどう備え、身を守るか。思いが着実に未来につながっていきます。