秋田県警は3日、猟銃の所持申請を受け付ける際、必要な照会業務を行わず虚偽の書類を作成したなどとして、県央部の警察署に勤務する30代の男性巡査長を書類送検し、停職1ヶ月の懲戒処分としました。
一連のクマ被害多発と関連したものではなく、「少しでも楽をしたい」という安易な発想よるものでした。
巡査長は3日付で依願退職しました。

秋田県警によりますと、この元巡査長は2021年3月から2025年11月にかけて、県南部や県央部の警察署で猟銃所持の許認可業務を担当していた際、射撃教習を受ける資格があるか審査する際に必要な照会業務をしていないにもかかわらず、照会を完了したとする嘘の書類を作成し提出していました。
2025年11月中旬、県警本部生活安全企画課の課員が、巡査長が勤務する警察署から送られてきた猟銃等の所持許可申請書類を点検していた際、システム上に巡査長からの照会履歴がないことに気づき発覚しました。

警察の調べに対し元巡査長は、「基本的に業務をするのが面倒くさい。少しでも楽をしたいという発想があった」「照会しなくてもばれなきゃいいやという感覚でやり始め、長きにわたって作成していた」という趣旨の供述をしているということです。
なお、県内で相次ぐクマ被害の増加との関連については「関係ない」としています。

元巡査長はこのほかにも、古物営業の許可申請に関する書類や風俗営業の許可申請に関する書類など、あわせて21通の虚偽の書類を作成、提出していました。
県警は3日付で停職1か月の懲戒処分とし、同日付で依願退職しました。
県警の細川大輔首席監察官は「業務に関して不適格な不誠実な行為を行っていたことは、県民の皆様の信頼を著しく失墜する行為。今後、再発防止を含めた対応をしっかり徹底し、このようなことがないように対応したい」とコメントしています。