アメリカが建国250年を迎えた4日、トランプ大統領が祝賀演説を行い、アメリカは「かつてなく強く、誇り高い」と強調しました。しかし、国民の一体感を醸成する発言はなく、党派色の強い内容となりました。

4日、250回目の独立記念日を迎えたアメリカ。各地で記念行事が開かれ、ニューヨークでは大型の帆船やアメリカ軍の艦船などが水上パレードを行いました。

ワシントンでは、メインイベントとなるトランプ大統領の演説のため続々と人が集まっていましたが…

記者
「建国250年の記念式典会場です。悪天候を理由に会場外に避難するよう指示が出ました」

雷雨警報により一時、イベントの実施が危ぶまれましたが、トランプ氏の強い意志もあり、およそ1時間遅れて演説が行われました。

アメリカ トランプ大統領
「250年間、米国は世界中の国々にとって希望、約束、光、栄光であり続けてきた。世界中の国々が我々のようになろうと努めているが、誰もなれない」

トランプ氏は建国250年のアメリカについて、「かつてなく強く、自由で豊かで、誇り高い」と強調しました。

一方で、野党・民主党内で急進左派が台頭していることをうけ、「アメリカに共産主義者は不要だ」と主張。さらに、「我々はこれまでにないほど多くの工場をアメリカに建設している」と経済政策をアピールするなど、11月の中間選挙を強く意識したとみられる内容も目立ちました。

「最高です。私たちはアメリカを祝福しています」
「(アメリカ社会に)改善の余地はありますが、トランプ氏は素晴らしい仕事をしています」

一方、国民からはアメリカの未来を懸念する声も上がっていて、この日、「トランプ政権が建国の理念の民主主義を失わせている」と訴える人たちがデモ行進を行っています。

イベントの最後には、トランプ氏が「史上最大」と呼ぶ85万発の花火が打ち上げられ、派手な演出となりました。

しかし、演説では党派対立の克服や国民の一体感の醸成など、アメリカの課題への指針が明確に示されたとはいえませんでした。