静岡県掛川市在住のプロゴルファー藤田寛之選手がジュニア世代を対象にしたゴルフスクールを再スタートさせました。自らが校長を務め、2026年6月限りで幕を閉じたスクールを引き継ぎ、ゴルフを通じて「人」を育てていきます。

ヤマハジュニアゴルフスクールは浜松市の楽器メーカー「ヤマハ」が長年続けてきた教室です。小学3年生から高校3年生まで、これまで約300人が学んできました。

初めてクラブを握る子からプロゴルファーを目指す人まで、ひとりひとりに向き合う丁寧な指導で、人気を集めてきました。

<受講生 清水一投さん(小学5年生)>
「(ゴルフは)打ったりコースを回ったりするのが楽しい」

<受講生 前川慧太朗さん(小学4年生)>
「(スクールは雰囲気が)明るくて楽しみながらできるところがいい」

しかし、ヤマハのゴルフ事業撤退に伴い、存続の危機に。

<藤田寛之 選手>
「いままでプレーヤーとしてゴルフからいろんなものをもらった。(今度は)ジュニアの子どもたちや地域にゴルフを通じて恩返しやゴルフの価値を提供できないか」

そこで立ち上がったのが、校長を務めていた藤田寛之選手です。

正確無比なショットを武器に国内ツアー通算18勝を挙げ、世界4大メジャー大会にすべて出場した経験を持つ藤田選手。

子どもたちにゴルフが学べる場を残したい。地元企業の協力を得て、6月からスクールを引き継ぎました。

<藤田寛之 選手>
「ゴルフには人の心を刺激する力があると思っている。心というところにこだわって(指導している)」

<紙芝居を読むコーチ>
「だいたいボールを足で蹴って、遊んだり、うるさいから練習の邪魔なんだよね」

コーチが読むのは紙芝居。これもトレーニングのひとつです。スクールではゴルフ技術の向上だけでなく、エチケットやマナーを学ぶ座学も行い自分で考える力を養います。

<藤田寛之 選手>
「ゴルフが上手な子(だけ)を求めていない。スクールを通じて人として成長してくれることが一番の目的」

ゴルフを通じて人づくりを目指す。藤田選手の新たな挑戦が始まりました。