リニア中央新幹線の静岡工区の着工をめぐり、静岡県議会の委員会は7月3日、集中審査を行ないました。委員からはJR東海の環境保全措置や異常事象が起きた際の対応などについて質問が相次ぎました。

7月3日、県議会の危機管理くらし環境委員会では、リニア新幹線の工事について集中審査を行ないました。

最終判断が迫るリニア問題。JR東海は県との対話が完了したことを受け、5月から6月にかけて静岡市と大井川流域の10の市や町で住民説明会を開きました。

鈴木康友知事は、着工に必要なJR東海との自然環境保全条例に基づく協定の締結に向けて、丹羽社長と面会して県民への説明状況を確認しました。

<鈴木康友知事>
「一定の理解が進んだものという風に思っているし、やはりJR東海と県がしっかり連携をしてるという姿勢が大事だなと思いました」

7月3日の委員会では、県が鈴木知事とJR東海の丹羽俊介社長の面会の結果などについて報告し、委員からは、▼JR東海の環境保全措置や、▼異常事象が起きた際の対応などについて質問が相次ぎました。

<危機管理くらし環境委員会 伴卓県議>
「トンネル湧水の減少や突発湧水、生物多様性への影響など、やはり相手は自然なので、問題が起こった時に工事を止められるか」

<県くらし・環境部 村田智紀参事>
「異常事象が生じた場合には、工事を一旦止めるということを自然環境保協定や自然環境保全計画書に盛り込み、県主導で科学的工学的に監視していくこともしっかりやっていく」

また、今後、県とJR東海が締結する地域振興に関する基本合意書については。

<危機管理くらし環境委員会 河原崎聖委員>
「文書は具体的にどういうものを想定しているのか」

<県くらし・環境部 村田智紀参事>
「静岡県とJR東海が中央新幹線の開業を見据えて、地域振興について連携協力して取り組んでいくとの基本姿勢を盛り込んだものにしたい」

委員会の集中審査は7月3日の終了し、鈴木知事は7月7日に着工の判断について表明する方針です。