弘前城の“世紀の大改修”。
18m動かす一次移動が3日に終了しました。その技術の高さを、たっぷりお伝えします。

1日から始まった弘前城の曳戻しの一次移動。
元の天守台に戻すため、敷設されたレールの上を動かしています。

地面には高低差があるため、枕木やパイプなどで調整し、天守を水平に保つことが鍵となります。

倉島彩能 記者
「天守は水平に保たれていますが、水の入ったペットボトルを置いてみると、このように転がり、高低差は40cmと、かなり傾斜があるのが分かります」

業者は細心の注意を払って準備をしたうえで、いよいよ油圧ジャッキを稼働させます。3本のジャッキに押されて、天守はゆっくりとレールを走りだします。

周囲には大勢の観客がつめかけるなか、重さ約400トンの天守が世紀の大移動をします。訪れた人は、その技術に驚いていました。

訪れた人
「すごいわ。これは。これ(天守を動かすこと)を、生きているうちに見られてうれしい」

訪れた人
「いいときに来た。何段階も曳屋されているので、すごいなと思いました」

訪れた人
「巨大な、大きい建物が動くところに魅力を感じます」

天守が動いた距離は7月3日の1日で12m。

7月1日の作業とあわせると、最終的には62回の作業で18mの大移動を遂げ、無事に一次移動は完了しました。

担当した業者も安堵の表情を見せていました。

曳戻し工事を担当 我妻組 石川憲太郎さん
「まずは安心しました。一つの峠を越えたかなと思っています。皆さんの協力のおかげです」

天守はこのあと角度を調整するために回転したあと、再び横移動をして、最終的には11月までに78mの大移動のすえ、元の天守台に着座する予定です。

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